昔、自動車がなかった頃は、人は馬に乗って移動していた。馬は目的地を伝えれば勝手に連れて行ってくれると言うほどの能力は無かったが、しかし馬は乗り手が居眠りをしていても、道路を外れて木に激突したり、谷に落ちたりすることはなかった。馬自身が危険を察知して避ける能力を持った安全な乗り物だったからだ。
日本の車メーカーが、高速道路での自動運転可能な車を発売するという・・究極の自動運転とは、乗り手が目的地まで車の中で仮眠が取れる自動運転技術のことだと思う。果たしてそんなことが可能か?
勿論私の答えはNOである。私でなくても発売する当のメーカーもきっと前方をしっかり見ていてもらわないと車を走りません,と言うに違いない。私は自動運転と周囲から騒がれたスバルのレヴォーグという車に乗っているが、メーカーは完全な自動運転車ではないことを必死にアピールしている・・まず、運転者がハンドルから手を離したり、しっかりハンドルを握っていないと車は勝手に(音声で警告すること無く)自動運転をやめて直進してしまう。 霧がかかったりして道路のラインが見にくくなると、同じく音声警告無しで自動運転をやめて直進運転に切り替わってしまう・・-カーブがきついと同じく自動運転を解除してしまう・・一番困るのは警告無しで自動運転を解除されてしまうので、運転者は、自動運転のスイッチを入れても、結局は運転者自身がハンドルをしっかり握り、前をよく見て、いつ突然自動運転が解除になって、カーブなのに直進してしまうか知れない恐怖に怯えながら自動運転AI(artificial intelligence 人工知能)をサポートしていなければならない。「自動運転技術が人の運転をサポートします」と言うが、サポートしているのは車でなく人のような気がしてます。・・人が常に車の自動運転を監視し、補助するって・・・おかしくないですか・・・
高速道路の自動運転も白線が頼りなので、白線がすり減っていると自動運転は不可能になります・・その点はいまの自動運転AI技術は馬にも劣るレベルと言わざるを得ません・・
以前グーグルだったか、開発した自動運転車が逆光で、道を横切る大型車が判別できず、大型車の下に突っ込み運転補助員が死亡したことがあった・・
そもそも現状の混雑した道路を自動運転で安全に走らすなど不可能だと思います。自動運転は軌道のある電車でこそまず先に完成されてなければならないことであって、軌道のない、白線も消えているかもしれない道路を未熟な自動運転車が走るという実用化は夢の又夢と思います。早まった夢は悪夢になることでしょう・・
道路の白線にセンサーと発信機能を持たせないかぎり、自動運転車が原因とする年間死亡者0の自動運転は不可能でしょう・・
今の世の中に、もし車という言う物がなくて、あるメーカーが馬よりも高速で走れるが、世界中で年間百数十万人もの命を奪うかも知れない自動車という名の乗り物の生産許可を国際裁判所に求めたら、恐らく原爆よりも恐ろしい物だとして却下されることでしょう・・(2016年は135万人死亡)
- 2019/05/26(日) 22:17:40|
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