金太郎と美子のつぶやき

全国にたくさんのファンを持ち、オリジナル組手の分野では世界的に注目されている木工作家、矢澤金太郎と妻美子が、木工生活、田舎生活のなかでのつぶやきをご披露します。作品紹介サイトは kintarosan.com

運が悪いんだか、いいんだか・・・ある日の山行:矢澤美子

祖母山に登った。
祖母山は宮崎の県北にあり宮崎県で一番高い山(1756m)。
ウェストンが登った山だったせいなのか、深田久弥の「日本100名山」の一座で全国から登山客が来る。
私たちは初めてであった。

登り三時間のほとんどはクマザサに両側をさえぎられ見晴らしはない。
これで頂上もこんな感じだったら、何で百名山なんだろうと多少文句を言いながら登った。
でも登りきるとそこには素晴らしい眺望が開けていた。
左側にはには阿蘇、久住山が近くに見える。
右側には岩登が好きな人を魅了するような岩肌を見せる大崩山(おおくえやま)、そして傾山(かたむきやま)が見えて、
八重に重なる山々に、「ここの山の深さはちょっとないなぁ」と金太郎さんは感心している。
天気が快晴で、今日はついていたと大満足であった。

ところが昼食を終えて無事下山し、達成感に浸たりながら、さてと登山口に止めてあった車に乗ろうとしたところ、
金太郎さんが「車のキーがない」と言い出した。
最初私の頭は事態が深刻であると理性でキャッチしながらも、
現実味がフェイドアウトしていくような浮き上がった感覚に陥った。
が、やがて頭が活動し始めた。
ここは高千穂の中心から相当山の中に入っていて、JAFなんか呼んだらとてつもなく時間が掛かるし費用も掛かるだろう・・・
第一来てもらってドアを開けてもらっても、どうやって運転するんだぁ?
・・・最寄りの駅まで歩くのは何時間かかるだろう・・・夜の歩き・・・ヘッドライトは持っていたな、
だけど歩けたとしても、荷物を預けているホテルはそこから更に車で1時間半のところだ・・・タクシー・・・いやそれはすごすぎる。

登山口には2台車が止まっていてその一台が発信し掛かっていた。
金太郎さんが飛んでいってドアを叩く。
「どちらまで行かれますか?」「高鍋です」
・・・それはラッキーな返事であった。
高鍋駅まで送ってもらえればあとは電車とタクシーで家まで帰れる。
ホテルには事情を言って部屋を撤去してもらうことにした・・・夕方だったから1泊料金を取られても文句は言えないだろうなぁと、頭の計算機がパチパチ働いた。

さて翌日は平日で、実は登山口に繋がる道は道路工事で通行止めであることを知っていた。
それでも車を取りに行かなくてはならない。
道路工事の手前までタクシーで行ってあと登山口まで2時間くらい歩けばいい。
車を取って夕方5時まで待てば道を通れるだろう・・・という読みで高千穂に向かった。

タクシー会社でタクシーを頼むと、道路事情の確認をしてくれた。
その結果「今日は人捜しで道は開いている」とのことであった。
道が開いているのはラッキーだけど、えっ?人捜し?
まさかうちの車が乗り捨てられているからって大事になっているんじゃないだろうな。
9月に行方不明になった人がまだ見つかっていないってことだったし・・・胸がザワッとした。

タクシーでぼこぼこ道を走って、登山口に近づいた。
そしたら真っ赤な消防車が二台、目に飛び込んできた。
パトカーもいる。
「MRTニュース」とデカデカと書いた車も止まっている。
そのほか10台はいただろうか。
私たちがタクシーを降りるとみんながこちらを見た。
ナ、ナンデスカ・・・いやちょっとやばいんじゃ。と浮き足だったが、結果何も言われなかった。
それどこじゃないという感じだった。

早々に引き上げて、ホテルに移動した。
料金を取られるかと思ったらいらないとのことでラッキー。

でもこの二日間は何だったのだろう。運がいいのか悪いのか。

ちなみに人捜しの対象者は、私たちが登山口に行ったあと1時間くらいして無事自力下山したと新聞にあった。
それはよかったことだ。
sobo.jpg
  1. 2010/11/25(木) 16:37:00|
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