金太郎と美子のつぶやき

全国にたくさんのファンを持ち、オリジナル組手の分野では世界的に注目されている木工作家、矢澤金太郎と妻美子が、木工生活、田舎生活のなかでのつぶやきをご披露します。作品紹介サイトは kintarosan.com

「みやざきの匠」表彰:矢澤美子

知事と
「みやざきの匠」という賞を金太郎さんがいただくことになり
カメラを片手に県庁にのこのこと付いていった。
ミーハーな私はなんと言っても、「東国原知事に会える」というチャンスは逃したくなかったからだ。

知事室の隣には、扉を隔てて広い控えの間があって
前の行事が終わるのを私たちは神妙に待つ。
普通と違うところは「関係者」が妙に多いというところだ。
分刻みに知事のスケジュールは進んでいるようだ。

やがて扉が開き、前のグループが出て行き
私たちはマスコミの人も含めてゾロゾロと団体で知事室に入る。
表彰、談話、記念撮影と一連の行事は15分でテキパキと済まされた。
知事が何か冗談を言って一同が笑い、
そこで自然に区切りが付いて撮影へと写っていく様はまるで台本があるようだった。

知事はテレビで見るのと同じだった。
普通ちょっと印象が違ったりするものだけど。
(この間大助さんを見たときは、テレビより薄い感じがした・・・すっぴんのせいか?)
でも私のミーハー心は大いに満足させられた。

受賞した金太郎さんは
来年は年金がもらえるようになるから「年金暮らしがしたい」
と言っていたけれど
「もっと頑張らないといけないかなぁ」と心持ちを新たにしたみたいだった。
  1. 2010/03/23(火) 16:15:30|
  2. 映画、テレビドラマの感想(ネタバレあり)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

サヨナラCOLOR

私は特別男まさりの小学生時代を送ったのか、それとも誰しも通らなくてはならない道だったのか、中学に入って間もない頃、今思うと変な体験がある。女を意識することなく、あるがまま、ストレートに生きてきた自分が、セーラー服を着るようになって違和感を覚えるようになった。短かったスカート丈が突然膝まで来て、自転車を乗るのにも以前のようにバ~ッとまたぐわけにいかなくなったし、掃除の時間もパンツ丸見えにおしりを上げて駈けるように雑巾を掛けてはいけなくなった。周りの女の子の中にはそんな服装に似合った、くねくねした女らしい動作をする人が結構いて驚いたりもした。「女」という未知の世界がひたひたと足元から昇ってくるようで、私は不快感を持ち、繭のように私を閉じこめて行くその殻を破りたいような衝動に駆られた。
ある朝教室には誰も来ていなかった。校内にも人影はなかった。理屈抜きの衝動だった。私は一階の教室の外に回り、頭の丈にあった窓に手を掛け、足を肩まであげてよじ登り教室に入るという行動に出た。長いスカートに縛られる自分を解放するようで快感があった。ところが教室の床にトンと降り立って窓の外を見たら、中庭を隔てた向こうの廊下の窓から男の先生がこちらを見ていた。先生がすたすたと私のところにやって来た。「何やってるんだ!君のような生徒は初めてだ!」と言われた。私は身の置き場のない恥ずかしさを覚えたが、先生もどう対応していいのか分からなかったのか、それ以上言うことなく去って行った。

さて、映画の正平君は校舎の屋上の網状の塀によじ登り外側にぶらさがるという極めて危険な行動に出た。それはどんな気持ちからだったのだろう。風采が上がらなくて、どこという取り柄もなくて、好きな女の子の目の端にも留まらないような自分の存在をどこかうち破りたくて、自分を女の子の意識に止めさせたくてそんなことをやったのだろうか。
15年立って医者になった正平君のところに、その初恋の人、未知子さんが患者としてやって来た。思い出してももらえないくらい存在の薄かった自分過去。そして現在も代わり映えのしないどうということのない毎日。
竹中直人は好きでも嫌いでもないが、なんだか気になる人だ。にこにこ笑っていても、おどけていても目はいつも人の心を見透かすように見開かれて、何か怒りであふれているように感じられる。その彼の演じる中年の正平君がだんだんに未知子さんの心をつかんで行く。相変わらず暗い正平君の人生に光がともった。「愛することは長い夜に灯された美しい一条のランプの光だ」とつぶやく場面では、いつもの怖い竹中直人の目じゃなくて細くやさしかったので、やっぱりすごい役者さんだなぁと感じ入った。
  1. 2006/08/29(火) 05:31:06|
  2. 映画、テレビドラマの感想(ネタバレあり)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ドラマ「恋する時間」(美子)(ネタバレあり)

私は案外自分の気持ちがきちんとつかめてないことがある。こう考え、こう感じてると信じていることが、実は魂が感じていることと違っていた、ということを何度か経験した。コップがあふれそうになっているのに気が付かなくて、そこに一滴がたれて、水があふれて、初めて思いに気づかされることがある。頭でっかちなのか、何なのか。でもドラマでもそんなことが描かれることがあるから、そうまれなことではないのだろう。一滴であふれ出すような感覚・・・そんなシーンを見るのが私は大好きだ。

ドラマ「恋する時間」は、黒木瞳扮する姉と、大塚寧々扮する妹の物語。姉はバリバリのキャリアウーマン。妹は平凡で普通に幸せといえる主婦。二人がそれぞれ恋をする。そして結果は、何事にも積極的な姉が恋にさよならをし、引っ込み思案な妹は、二人の子供と身を裂くような別れをして新しい恋を選ぶ。

妹は子供たちを世話し、子供たちの成長を楽しみにする毎日。お料理をして、洗濯をして、ひたすら家族のために働き、それが幸せの形と思っていた。

それが作曲家の彼と出会う。彼女は高校生の時まではピアニストになりたいと思うくらいピアノが好きだった。でも家庭を持ってからというもの、日々の生活に追われ、音楽に触れることもなくなっていた。ある日彼が、彼女と出会って生まれたという曲を弾いてくれた。そのとき砂に水が吸い込まれるように、音楽が体に浸み込み心をあたたかく膨らませてくれた。涙が流れた。それは音楽の美しさに感動すると同時に、「私はあんなにも好きだった音楽と、こんなにも遠ざかった生活をしていたんだ」と気づかされた瞬間だった。彼女が引き返せないほどの恋に落ちた瞬間だった。
  1. 2006/07/10(月) 20:58:08|
  2. 映画、テレビドラマの感想(ネタバレあり)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

プロフィール

じみーこつこつ

Author:じみーこつこつ
FC2ブログへようこそ!

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する